京都御所を訪ねたら、京都迎賓館を見学しよう

今まで京都迎賓館の一般公開(期間限定)に
4回申し込みましたが
抽選に外れてばかりでした。
ところが今年から完全に一般公開され
事前に申し込みをしなくても
見学できるようになりましたので
見学してきました。

私は蛤御門(はまぐりごもん)から京都御所(左上の写真)に入り
御所に沿って東方向に歩いて行くと京都迎賓館がありました。
京都御所は宮内庁の管轄ですが
京都迎賓館は内閣府が管理しています。

京都迎賓館の西門前で何人かのグループになって
係員の案内に従って中に入って行き
エレベーターで地下駐車場に下りました。

そこで空港で搭乗前に受ける検査と同じように
手荷物検査を受け私も検査機を通りました。
次に自動券売機で入場券1,500円を買って
手荷物をロッカー(又は預り所)に
預けなくてはなりませんでした。

入場券を係員に見せて先に進み
地下駐車場に入る車道を歩いて地上に出ました。
そしたら前方に正面玄関(右上の写真)が見えてきました。
地上1階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで
平成17年(2005年)4月に開館しました
国の迎賓施設です。

京都迎賓館は築地塀(ついじへい)を巡らせた
品格ある和風の佇まいをしています。
入母屋造り(いりもやづくり)など
日本建築の伝統的な屋根の形式が組み合わされ
それぞれの技が用途にふさわしい外観を形成しています。
それらは千利休が茶の湯を通じて広めた
数寄屋造り(すきやづくり)という
和の意匠で整えられています。

玄関横で靴からスリッパに履き替え
係員から見学方法の説明を聞いてから入りました。
ビデオ撮影・カメラのフラッシュ撮影は禁止。
防犯カメラが至る所に設置され
随所に警備員が立って監視をしていました。
正面玄関の扉には樹齢700年の欅(けやき)の
一枚板を使用しています。

 

賓客をお迎えする際には、正面には屏風を置き、
その前には生け花をしつらえ歓迎の心を表します。
当日は写真のような置物がありました。

最初は聚楽(じゅらく)の間です。
聚楽の間はロビーとして位置付けされる空間です。
晩餐会や大臣会合などが行われる際に
随行員の待合とするなど多目的に利用されます。

「京指物(さしもの)」の技能と
有職織物を用いた安楽椅子が並びます。
他の部屋と異なり自然光がはいらないことから
座面は鮮やかな赤色の布地を用いて
華やかさを演出しています。

部屋名の「聚楽」は
16世紀に京都に造営された邸宅・聚楽第(じゅらくだい)で
よく知られていますが
「楽」(心が安らかで楽しいこと)を集める
(「聚」の字は寄り集まること)といった意味があります。
転じて人が集まった都をさします。


次の間は夕映えの間です。
夕映えの間は大臣会合などの会議や
立礼式(りゅうれいしき)のお茶のおもてなし
晩餐会の待合としても使用されています。

東西の壁面は日本画家の箱崎睦正氏の下絵を基に
綴織り(つづれおり)の技法を用いて制作された織物で
それぞれ縦2.3㍍横8.6㍍です。

東側(左上の写真)の作品は
京都の東にそびえる比叡山を月が照らす様を描いた
「比叡月英(ひえいげつえい)」。
西側(右上の写真)の作品は
京都の西に連なる愛宕山に夕日が沈むさまを描いた
「愛宕夕照(あたごゆうしょう)」です。

東西の壁面は可動式になっており
部屋を三分割して使用することが出来ます。


藤の間は京都迎賓館で最も大きな部屋で
洋食の晩餐会や歓迎式典の会場として使用されています。
櫛型にテーブルを並べた宮中晩餐会方式でおよそ60名
円卓を並べた場合にはおよそ120名の会食が可能です。

壁面装飾は
日本画の鹿見喜陌(しかみきよみち)氏の下絵を基に綴織り
(つづれおり)の技法を用いて制作された織物「麗花」で
縦3.1㍍横16.6㍍です。

藤の間の舞台(右上の幕が少し開いている写真)では
舞・能や琴の演奏、雅楽などが披露され
訪れた方々へ日本の伝統文化を紹介しています。

桐の間は和食を提供する「和の晩餐室」です。
中央に据えた長さ約十二メートルの一枚ものの座卓。
漆黒の塗りに天井からそそぐあかりが映っています。

最大24名までの会食が可能なこの部屋では
京料理でおもてなしいたします。
食事中に芸妓(げいこ)さんや
舞妓さんによる舞や琴の演奏などが行われ
宴席に彩を添えています。


桐の間から廊橋へ進む通路の写真です。


廊橋は東西の建物をつなぐ橋(上の写真)。


当館の庭園は深山幽谷から流れ出る水が注ぎこむ広大な池が
周りの建物に融け合うように配置されています。
これが古くから日本人の住まいに貫かれた伝統
「庭屋一如(ていおくいちにょ)」の思想です。

廊橋を境に池の水深が変わっており
北部の池には錦鯉が放たれています。
和舟(わせん)で海外からの賓客に日本の文化「舟遊び」を
楽しんでいただきます。

説明は京都迎賓館パンフレットを参照しています。

 

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