時代劇の撮影地、木津川に架かる流れ橋

流れ橋

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久世郡久御山町(くみやまちょう)は、
京都市伏見区と宇治市に隣接している町です。

木津川を挟んでその久御山町と八幡市(やわたし)を結ぶ木橋が 、
上津屋橋(こうづやばし)です。
利用するのは歩行者と自転車やバイクだけ。

この橋は、川が増水すると橋桁を守るため
橋板が流される独特の構造を持つため、
「流れ橋」と呼ばれています。

初めて架けられたのが1953年3月で
全長は356・5m、幅3・3m、木橋としては日本最長級です。

この地区は明治の中頃まで川の両岸で一つの上津屋村を成し
渡し舟による往来が盛んで岩清水八幡宮の参拝客も多かった。
だが渡し舟の運航は不安定で「どうしても橋が欲しい」という地元の要望を受け
限られた予算をやり繰りし架けられたのが初代の上津屋橋です。

今まで何度も流されては復旧してきましたが、
昨年の10月台風による増水で橋が流され 、
今年の4月下旬に橋が復旧しました。

上津屋橋では橋板8~11枚が1セットになって橋脚に載せてあるだけで 、
水位が上昇するとそのまま水に浮かんで流されるようになっています。

しかし、橋板が下流へ流されても 橋板を8つに分割した上で
個々にワイヤーロープで橋脚とつながれていますので、
橋板は増水のたびに流されながらも流失することはほとんどなく 、
水が引けばこのワイヤーロープをたぐり寄せて橋脚に載せれば 、
再び通行できるようになっています。

みなさんは、この橋を時代劇映画やテレビの中で
何度かお目にかかっているはずです。

この橋は時代劇のロケ地として有名で
この橋の周りは、主に茶畑や白砂で民家や電柱がなく、
東映や松竹の撮影所に近いことから 、
時代劇の撮影がよく行われてきました。

しかし、残念ながらこの風景も 、
写真の左手下流方向に
第二京阪道(高速)と京都南道路の橋が架かってしまいました。

手前側が八幡市で奥が久御山町です。
川の水が手前に見えますが、
流れている川は久御山町側にあり写真では見えません。

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故俳優藤田まことが、寄贈した「流れ橋」という石碑が、
手前側(八幡市)の橋の入口横に建っています。

石碑の右端が欠けていますが
これは心ない人たちが石碑を割って
記念かお守りか知らないが
持ち帰っているようです。

悲しくなります。

 

 

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